前回は「右クリックの初期設定を変えましょう」というお話をしました。情けない講習の話が間に入りましたけど、まあそれはいいとして。(笑)
右クリック以外の初期設定で、変えておいた方が便利なものはあるか、ということをしばらくは考えていきたいと思います。
■どんな初期設定があるか
さて、初期設定か…
…
…
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うーん…何があるかな。しばらくの間考え込んでしまいました。(汗)
初期設定を変更するのは最初の一回だけなので、以外と覚えていないものですね。毎日のようにオートキャド(AutoCAD)を使っている私でも、それは同じです。
一度変更してしまえば、それはもう自分の中で終わってしまいます。そのあたりは毎日使う作図関連のコマンドとはちょっと違いますね。
でも大丈夫です。オートキャド(AutoCAD)をインストールし直せばちゃんと初期設定に戻ります。それからひとつずつ確認して拾い出していけば問題ないでしょう。
ただ、私のパソコンにインストールされているオートキャド(AutoCAD)を再インストールするのは気が引けますね。少しずつ使いやすいように変えてきたので、元に戻ってしまうのはツライです。
それじゃ、誰かのパソコンでかわりにやってしまうか…(←悪人)
…
…
…という訳で、めでたくインストール直後の初期設定を確認することができました。でも、他人のパソコンを犠牲にしたというのは冗談です。私はそんなに悪人じゃないですから。
これから先しばらくは、初期設定から変えた方が良いと思われる設定を順番に説明していきますね。
シンプルなものもありますし、中にはちょっと細かい話もありますが、これらは皆「操作しやすいか、そして効率はいいか」という基準で考えられています。
その通りに設定を変えるかどうかは別として、とりあえずは一度目を通してみてくださいね。最終的にどうするかを決めるのはあなたですし、決めるのはもう少し先でもいいんですから。
■画面の色を考える
少し前置きが長くなってしまいましたが、今回は画面の色についてお話をしたいと思います。
インストールしたばかりのオートキャド(AutoCAD)を立ち上げると、そこには真っ白な世界が広がっています。背景画面の初期設定は白なんですねぇ。
紙に図面を書くという感覚からすると、確かに白い背景画面が正解なのかも知れません。
が、しかし…。眩しいんだよなぁ。長時間仕事することが多いのに、ずっと眩しいままはツライものがあります。もう少し考えて欲しいですよね。
それに、黄色や緑の線が全然見えません。見にくいのでよく見ようとして、余計に目が疲れてしまいます。
目が疲れると、私の経験ではそのうち頭痛に変わります。ここまで来てしまうと、もう仕事どころじゃありませんよね。
という訳で、画面の背景は今すぐ黒に変えることをオススメします。黒板の色みたいな暗い緑も以外と見やすいですけど、やはり無難なのは黒でしょうね。
私も時々、気分転換に背景色を深緑に変更したりします。でもあまり長続きしないで、結局は黒に戻ってきます。
まぁ手堅い色ですからね。ただ、ちょっとおもしろみに欠ける気はしますが、まあ仕事ですから別におもしろい必要は全然ないです。
見やすいことが一番重要です。ただし、青だけは「イジメですか?」と思うくらい見にくくなってしまい、まったく使いモノになりません…。
でもこれはもう仕方がありませんから、青一色だけは犠牲にしてでも、画面の色は黒、です。ちなみに画面色の変更方法は以下の通りです。
プルダウンメニューの「ツール」一番下に「オプション」という項目があるのでクリックすると、ダイアログボックスが出てきます。
↓
「ファイル」とか「表示」とか、いくつかのタブに分かれている中から、「表示」タブを選択します。
↓
「ウィンドウの要素」の項目にある「色」ボタンを押すと「色のオプション」画面が出ます。
↓
中央付近の「ウィンドウ要素」を「モデルタブの背景」にして、その下の「色」を □White から ■Black に変更します。
↓
「適用して閉じる」で色のオプション画面を閉じ、「 OK 」 ボタンを押して完了。
設定は以上で完了です。画面背景色の他に、カーソルの色などもここで変更できます。個人的にはカーソルは白で良いと思いますが、変更したい方は試してみてくださいね。