「基本機能編」の記事一覧

人にオートキャドを教える場合

ここで少し脱線して、私の話を少ししようかと思います。

いつも説明ばかりだと、読んでくださる方もそうですが、書いている私も疲れますので(それが本音か!)、たまには良いでしょう。もっとどんどん覚えたい方は次に進んで下さいね。

タイピングの重要性

前回までの結論として、「キーボードからコマンドを入力した方が早く終わる」という事を割としつこくお話ししてきました。オートキャド(AutoCAD)の基本なのでシツコイです。

あまり何度も言うとうんざりされそうですが、これは私の経験から見て、ほぼ間違いのない事実なんです。これから覚える人にはぜひ実践して欲しいやり方なので、どうしてもしつこくなってしまいます。

お互いの良いところを使う

それでは、この間の続きを。

前回の終わりに「オートキャド(AutoCAD)の短縮コマンドだけでは不十分です」という話をしました。他の機能も使います、とも言いました。今回はそのあたりの話をしようと思います。

どの方法を使うのかを考える

オートキャド(AutoCAD)のコマンドを開始する手段として、アイコン・プルダウンメニュー・コマンド入力・ショートカットキーの4種類が用意されています。

これはオートキャド(AutoCAD)を使いこなす為の基本的は方法です。なので、それぞれの良いところや便利なところ、そして不便なところを今まで説明してきました。

今回はそれらをまとめます。そして、最終的にはどの様に使うのが早いのか、それぞれの機能をどの様に使うのが良いのか。(←重要です)これを私見ですがお話ししたいと思います。

ショートカットキーの設定

今回はショートカットキーの具体的な設定方法について説明します。こちらも短縮コマンドと同様、拍子抜けするほど簡単なので、是非ここで覚えてしまいましょう。

まず、オートキャド(AutoCAD)が立ち上がっている状態で、何でも構わないのでアイコンの上で右クリックをします。するとメニューがべろっと出てきますから、その中で一番下の「カスタマイズ」をクリックします。

プルダウンメニュー「ツール」の下から2番目「カスタマイズ」の中の「キーボード」をクリックでもOKです。画面上にアイコンが表示されていない場合は、こちらの方法ではじめましょう。

カスタマイズのダイアログボックスが出てきますので、基本的にはそこで設定をしていくことになります。

ただ、オートキャド(AutoCAD)のバージョンによって多少違いは出てきます。ツールパレットタブがオートキャド(AutoCAD)2000i以前では存在しないとか、バージョンアップによる機能の追加とかですね。

でも基本部分は変わりませんので、ここではオートキャド(AutoCAD)LT2005をモデルにして(私が今現在LT2005を使用している為)話を進めていきます。

もし「全然違ってさっぱり分からない」と感じたらメールを頂けるとうれしいです。

ショートカットキーの特徴

今回はキーボードを使ったもうひとつの方法についてお話しします。ショートカットキーですね。オートキャド(AutoCAD)のコマンドを行使する方法は、これが最後の方法です。

ショートカットキーとは、「Ctrl+アルファベット又は数字」の組み合わせでコマンドを使用する機能です。これはWindowsなどのOSで元々ある機能なので、なじみがある方は多いのではないでしょうか。

この他に「Ctrl+Alt+アルファベット又は数字」もあります。ただ、3つのキーを同時に押すのはちょっと手間なので、私はあまり重要視していません。どうしても左手がつらいことになります。イタタタ…

このショートカットキーの一番のメリットは、アイコンをキーに割り当てられることです。アイコンをクリックする代わりにショートカットキーが使用できるんです。

かなり便利な機能だと私は思っています。

ショートカットを使うことにより、アイコンを画面に表示させていなくてもアイコンのメリットを利用できます。これは非常に大きいです。

アイコンとキー入力の良いとこ取りがこのショートカットキーを使うと可能になるんです。ぜひぜひこの便利な機能を使ってみてくださいね。

キーの割り当てを変更する

前回は短縮コマンドの説明をしました。その中で「初期設定は必ず自分の好みに合わせて見直ししてください」と書いたのですが、やり方を全然説明していませんでした。(汗)

という訳で、今回は短縮コマンドのキー割り当てをどうやって設定するのかについてお話しますね。それほど大げさな方法ではありませんから、ぜひここで覚えてしまいましょう。

短縮コマンドのキー割り当てはPGPという拡張子のファイルによって設定されています。オートキャド(AutoCAD)では「acad.pgp」であり、オートキャド(AutoCAD)LTであれば「aclt.pgp」となります。

普通にインストールをしている場合は下記の場所にファイルがあるはずです。

「C:\Program Files\AutoCAD LT 2005(←ここはバージョンによります)\Support\aclt.pgp(またはacad.pgp)」

探すのが面倒だと思った場合は、「*.pgp」で検索すれば出てきますのでやってみてくださいね。

ちなみに「*」はアスタリスクと呼ばれていて、何でもいいよ、というような意味合いで使われます。ですから今回の場合は「ファイル名は何でもいいから拡張子がpgpのファイルを探して!」ということになります。

どうしてアスタリスクにしたかというと、入力が面倒だったからです…。拡張子pgpのファイルは他のソフトではほとんど使用されていませんので、おおざっぱな検索でも大丈夫なんです。

だからと言って「*.*」で検索するのはダメですよ?ファイル名は何でもいい、拡張子は何でもいい。これだと当然全部のファイルになってしまい、検索の意味がありませんから…。

コマンド入力という方法

アイコン、プルダウンメニューと、マウスを主にした方法を今まで説明してきました。なので、そろそろ別の方法についてもお話ししようかと思います。

そんなにたくさんの種類がある訳ではありませんけど、今回はコマンド入力についてお話ししようと思います。

プルダウンメニューの使い道

アイコンの次はプルダウンメニューです。マウスを使うところまでは同じなのですが、手順が微妙に違ってきます。

アイコンを使うメリット

まずは、アイコンの特徴についてお話しをしようと思います。

オートキャド(AutoCAD)には、初期設定の状態でもたくさんのアイコンが用意されています。必要なコマンドには大抵アイコンになっていると言っても差し支えないでしょう。

感覚はワープロや表計算ソフトなどと同じです。アイコンをクリックしてそのアイコンに割り当てられた機能を使います。この方法が一番やりやすいと感じる方は多いのではないでしょうか。

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