今回は引き続き、オートキャド(AutoCAD)を立ち上げた時に毎回出てくる機能についてお話しします。

前回はTodayというよく分からない機能(技術者としてはあまり言いたくない言葉ですが)でしたが、今回はアクティブアシスタンスについてお話ししようと思います。

■さらにスタートアップ

アクティブアシスタンス。何となく意味が通じそうです。要するにアクティブ(積極的)なアシスタント(助手)ですね。うーん…ちょっとイメージが違うような気がしますが、まあ良しとしましょう。

具体的には、今操作しているコマンドについて、細かくその場でヘルプを出してくれる機能です。エクセルやワードで言えばイルカにあたる存在ですね。

ちなみにこのイルカの名前は「カイル」です。微妙に手抜きな感じがするのは気のせいでしょうか。

オートキャド(AutoCAD)では、まだイルカのようなキャラはいませんが、そのうち何かキャラが登場するかも知れませんね。密かに楽しみにしていたりします。

■表示させるかどうか

で、このアクティブアシスタンスを表示するかどうかですが、ちょっと微妙なところです。現在のあなたのスキルによって変わってくる、と言った方が良いかも知れません。

現在の操作に対するヘルプがどんどん表示されますから、機能を早く覚える為には非常に有効んですよね。でも中級者にとっては邪魔なだけでしょう。

ちなみに私のエクセルとワードの先生はイルカ(カイル様)です。それと同じで、ずっとアクティブアシスタンスを表示していれば、どんな機能があるのかを自然と覚えて行くことになります。

タスクトレイに常駐するため多少うっとうしいですが、早く覚えることを重視するなら、まずは積極的に表示させておくべきだと思います。

でもそのうちに、きっとアクティブアシスタンスを邪魔だと感じる瞬間がやってきます。それはまさに、あなたが成長した紛れもない証拠です。

その時は、自分を褒めてあげながら堂々と表示設定を変えてしまいましょう。

表示設定の変更方法は少し特殊です。アクティブアシスタンスはWindowsに常駐しますので、そちらの設定を変更することになります。

タスクバー(一番下の「スタート」とかが入っているところです)の右側に表示されているアイコンの中から、黄色い?マークを右クリックし「設定」を選びます。

その中にある「起動時に表示する」のピックを外せば設定完了です。次回からは出てこなくなります。

いざ表示しなくなると少し寂しかったりしますが、まあ仕方がありません。慣れてきてしまうと、時々は表示させてあげるくらいしか出来なくなってしまいます。

久しぶりに表示させてみると、以外と新たな発見があったりします。どこまで行ってもやっぱり勉強なんですね…。