多角形の交差選択

交差選択の発展系として、今回は多角形の交差選択を紹介したいと思います。

交差選択は画面上の2点を対角線とした、四角形交差のオブジェクト選択方法でした。

でも複雑な図面の場合、必ずしも2点を対角点とした四角形が適当とは限りません。もっと複雑な図形を交差窓としたい場面も出てくるでしょう。

そういった場合には、多角形の交差選択を使います。多角形の交差選択とは、指定した点を頂点とする多角形を交差窓とする方法です。

頂点の数は3個(三角形)以上であればいくつでも可能ですから、複雑な形の交差窓も問題なく作ることができます。

多角形の窓選択

窓選択の発展系として、今回は多角形の窓選択を紹介したいと思います。

窓選択は画面上の2点を対角線とした、四角形窓のオブジェクト選択方法でした。

でも複雑な図面の場合、必ずしも2点を対角点とした四角形の中に選択したいオブジェクトが入るとは限りません。もっと複雑な選択窓を作りたい場面も出てくるでしょう。

そういった場合には、多角形の窓選択を使います。多角形の窓選択とは、指定した点を頂点とする多角形を選択窓とする方法です。

頂点の数は3個(三角形)以上であればいくつでも可能ですから、複雑な形の選択窓も問題なく作ることができます。

BOX選択

今回はBOX選択についてお話しします。

BOX選択についてお話しする際には、窓選択と交差選択の特徴をまずは知っておく必要がありますから、知らないという方は最初に窓選択及び交差選択を読んで頂きたいと思います。

BOX選択というと今ひとつ分かりにくい感じがしますが、要するに窓選択と交差選択を併用しているだけで、特に難しい話ではありません。

むしろ便利なので、数あるオブジェクト選択の中でもよく使うことになる機能ではないかと思います。

サラッとお話ししていますが、実はとても重要な機能ですから、きっちりと覚えておきましょう。

交差選択

次に交差選択についてお話しをします。交差選択は窓選択とよく似ていますので、セットで覚えておく方が良いでしょう。

交差選択は画面上の2点をピックして、その2点を対角線とした四角形の中に一部でも入っているオブジェクトを選択してくれます。

窓選択とは違い、一部でもに入っていればOKです。

窓選択と同じ例で考えてみましょう。長い線分を選択したくて交差選択をした際に、少し窓からはみ出してしまっても、その線分は選択されます。

繰り返しになりますが、2点を対角線とした四角形の中に少しでも入っていれば選択される、ということです。

窓選択

まずは基本的な選択方法から、ということで、窓選択です。

窓選択は画面上の2点をピックして、その2点を対角線とした四角形の中に完全に入っているオブジェクトを選択してくれます。

完全に入っている、という部分がポイントになります。

例えば長い線分を選択したくて窓選択をした際に、少しでも窓からはみ出してしまった場合には、その線分は選択されません。このあたりはシビアです。

あくまでも、2点を対角線とした四角形の中に全て入っていなければならない、ということです。

オブジェクト選択の色々

■数ある操作の中で



オートキャド(AutoCAD)を使って図面を作図する際には、マウスとキーボードを使って様々な操作をすることになります。

線の始点や移動の基準点を指定したり、距離を数値入力したりと操作の種類は本当に色々あります。厳密に言えば、コマンドと設定の数だけ操作の方法がある、という事になります。

その中でもオブジェクトの選択というのは、最も基本的な操作のひとつと言えるでしょう。基本的な操作は作業の性質上、非常に頻繁に使うことになるはずです。

消す、移動する、複写する。その他様々な処理をする前に、まずは対象となるオブジェクトを選択する必要があります。それをやらないとコマンドが始まらない、という次元の操作ですね。

こういった日常的に使う操作は地味ですが、地味な作業を効率良くやることによって、オートキャド(AutoCAD)の作業をスピードアップさせる事が出来るんです。

よく使う機能ほど重要という意味で考えると、オブジェクト選択の操作は「最重要項目」と言えるのではないでしょうか。

今回からしばらくは、基本的な機能であるオブジェクト選択の方法について色々と考えてみることにします。

任意の角度で線を引くには

■直交以外でも



直交モードのお話は以前にしましたが、直交以外の角度でも角度を指定して線を引きたい場合があると思います。

読んで頂いた方の中から「角度を指定して線を引くにはどうしたらいいでしょう」という質問のメールを頂きました(感謝!)ので、今回はそれに答える形にします。

まず、角度を指定して線を引く方法ですが、段階に応じていくつか方法があります。この「段階」というのは、何本くらい線を引くのか、ということです。

たくさんの線を引く間ずっと角度を決めたいのか、それとも一本の線を引く時だけ角度を決めたいのか。これによってやはり選ぶ手段は違ってきます。

ただ、手段は違っても、結局はどちらも知識としては知っておいた方が有利ですから、2回に分けて両方の手段についてお話をしたいと思います。

今回は、たくさんの線を引く場合に有効な手段についてです。

オブジェクトは極力重ねない

今回は作図をする際に注意しなければならない点として、最も基本的な部分について考えてみたいと思います。

それは何かというと、線のデータはなるべき重ねて作図しない、という点です。これは「お約束」と言っても良いかも知れませんね。

このお約束は、鉛筆で図面を描いていた頃にはあまり意識しなくても良かった点です。というか、そんなことは全然考える必要がなかった、という方が正解でしょう。

でも、作図したデータのあり方について考えることは、作図者としてとても大切なことだと私は思います。

手描きには手描き、CADにはCAD。それぞれに気を配らなければならないポイントがある訳で、それがお互い微妙に違っているのは当然と言えるでしょう。

オートキャド(AutoCAD)に限った話ではなく、CAD全体に言えることですので、これはぜひとも覚えておいて頂きたい部分です。

印刷されない線の作図

今回は補助線の機能をオートキャド(AutoCAD)で使用することを考えてみたいと思います。

…その前に、補助線機能とは何なのかを簡単にお話ししておきますね。

割り込みコマンドの使いどころ

今回は具体的なコマンドではなくて、コマンドの前につける記号とその機能についてお話ししようと思います。

もう少し具体的に言うと、その記号とは「’」のことです。この記号にはどうも色々な呼び方があるようですが、とりあえずシングルクォーテーションと呼ぶ事にします。

「どれ?」と言われるとツライので、場所だけ最初に説明しておきますね。「Shift」キーを押しながら「7」を押すと出る記号のことです。

呼び方はともかくとして、コイツは結構便利な機能をもっているんです。どんな機能かというと、コマンド割り込み機能です。

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