オートキャド(AutoCAD)には、オブジェクトスナップで選択出来る点の種類がたくさんある、というお話しを前回はしました。
オブジェクトスナップの点は全部で11種類あって、それぞれ使用頻度が違います、という話でしたね。
では、実際にオブジェクトスナップを利用するにはどうすればいいのでしょうか。実際の操作方法に関しては、何通りかの方法が存在しますが、どのやり方が一番効率的なのでしょうか。
今回は、そういった疑問について考えていきたいと思います。
まずは、オブジェクトスナップには大きく分けて2種類の考え方がある、という点を覚えておきましょう。
ひとつは定常オブジェクトスナップ、という考え方です。定常オブジェクトスナップ。これも耳慣れないかも知れませんね。
そして、もうひとつは定常ではない場合です。ちょっと説明が大ざっぱすぎますかね。強いて言うなら個別オブジェクトスナップ、という感じでしょうか。
どちらが重要かを考えると、定常オブジェクトスナップの方が重要度が高いです。ですから、作業の効率をアップさせる為には定常の設定を良く考える必要がある、ということです。
定常ではない場合については、その都度選ぶだけですから、作業効率にはそれほど影響してくることは無いと思います。前回の項目で種類を一通り覚えていれば、特に困ることはありません。
重要度や使用方法がそれぞれ違うので、ここからは個別にそれぞれの特徴をお話ししていきたいと思います。
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